身体なら洋服でごまかしたり隠せるけど、常に人前にさらされている顔。「少しでも小顔になりたい！」「最近、顔にお肉がついた気が…」「年齢と共に顔が大きくなっている気がする…」など、顔の大きさに悩む女性は少なくありません。

顔を小さくするには一体どうすれば良いの？　それにはまず、顔が大きく見える原因を知ることからスタート。どの項目に当てはまるものが多いかチェックして、しっかり対策を立てましょう。

1 . むくみが原因で大顔化?!

●ここでチェック!
・朝と夜で顔の大きさが違う
・毎日顔の大きさが変わる
・冷え・肩こりがある

むくみを引き起こす大きな原因は塩分。塩分を摂り過ぎて体内のナトリウムイオン濃度が高まると、元の濃度に戻すために水が飲みたくなったり、水分が排出されにくくなるため全身がむくみやすくなります。特に外食の多い人や味付けの濃い料理やスナック菓子が好きな人は、今すぐ食生活の見直しを！

また、むくんで体内の余分な水分や老廃物が溜まったままだと、筋肉が収縮しにくくなってリンパの流れが滞り、さらに老廃物が溜まってと負のスパイラルに…。余分な水分や老廃物はその日のうちに排出するよう、リンパマッサージなどで予防しましょう。

冷えで大顔になる可能性が！

冷えがあると血液やリンパの流れが悪くなり、むくみやすくなったり老廃物が排出されにくくなってしまいます。また血液の循環が滞って首や肩の凝りがひどくなると、顔がむくみやすくなる原因に。

【これで解決！】むくみ（コリ＆冷え）対策

・全身の血流や循環を良くする（全身を使うウォーキングがオススメ!）
・味付けの濃いものを避ける（塩分の摂り過ぎに注意！）
・塩分を摂り過ぎた時は、トマトジュースなどでカリウムを補給。　 
・半身浴などで汗をかき、余分な水分を排出！（20分以上入浴しましょう）

【解決トリートメント法①】首のストレッチでリンパの流れをスムーズに。

肩の位置が変わらないように注意しながら、首を大きくゆっくり回しましょう。左右それぞれ3～4回繰り返します。

【解決トリートメント法②】鎖骨の上下をプッシュ!

鎖骨の上下もリンパ節が集まっている部分。クリームなどを塗った後、鎖骨の上側と下側を人差し指と中指で挟み、骨に沿って流すようにマッサージしてリンパの流れをスムーズに。挟んでやりにくい場合は、上側と下側、それぞれマッサージするようにしましょう。片側につき5回以上流します。

【解決トリートメント法③】耳を刺激してむくみを予防！

①親指と人差し指で耳を持ち、横方向・斜め上・斜め下など、色々な方向にゆっくり引っ張ります。②耳の穴に指を入れて耳を持ち、ぐるぐる回します（前回り・後ろ回り、それぞれ行います）。耳の回りにはツボがだくさんあるので、持つ部分を変えて行うなど、やり方を色々変えて刺激を与え、むくみ防止を図りましょう。

【解決トリートメント法④】一番大きな筋肉を刺激し、リンパの流れをスムーズに!

顔の中で一番大きな口の回りの筋肉（口輪筋）を刺激すれば、リンパの流れが良くなってむくみ解消に効果的！①左の頬に思い切り空気を入れて膨らまし、5秒間キープ。②右側も同じように行います。③交互に3回繰り返しましょう。④歯茎と唇の間に舌を入れ、右回りで口内をぐるっと1周。これを10回繰り返します。⑤次に左回りで同じように口内1周を10回繰り返します。

2 . たるみが原因で肥大化?!

●ここでチェック!
・フェイスラインがぼやけてきた
・二重の幅が狭くなった
・たれ目になってきた
・口角が下がってきた
・ほうれい線が目立つようになってきた
・顔が長くなった

加齢と共に気になり始めるたるみ。「歳だから…」なんて諦める前に、まずは日常生活を見直してみて!無意識にしてしまっている習慣やクセが、実は顔を大きくする原因になっている可能性が！悪習慣から抜け出せなければ、顔が大きくなるだけでなく、せっかく時間をかけて小顔ケアをしても、すぐに戻ってしまいます。この機会に徹底的に大顔化のレールから外れる努力を！

その生活習慣＆クセが、顔を大きく育てている！

◉うつむきスマホは、たるみ顔に一直線！　　
スマホやパソコンを使う時に、下向きで操作している人は今すぐ禁止！口角やほほの筋肉が下に垂れたり、二重アゴの原因に。特に20代で顔の下半分がたるんでいる人は、スマホが原因で顔が大き くなっている可能性大！目線を上げ、アゴが下がらないよう姿勢に気をつけましょう。

◉間違ったスキンケアが、たるみを増長！    
クレンジングや洗顔の時、汚れを落とそうと肌をゴシゴシこすっていませんか？　こすり過ぎは角質層を傷つけて肌の保水力やバリア機能の低下を招き、肌老化を進行させてたるみを増長する原因に。指全体を使ってやさしく円を描くように動かし、力を入れ過ぎないように注意しましょう。洗顔後、タオルで強く顔をこするのもNGです！ 軽く押さえるようにして拭き取ってください。  

【これで解決！】たるみ対策

・たるみを助長するクセや習慣を改善!
・表情筋を鍛えてリフトアップ!
・コラーゲン・ヒアルロン酸などのサプリやドリンクなどで肌を底上げ！

【解決トリートメント法①】アゴ下のたるみを撃退!

①アゴ下の中央に両手の親指の腹を当て、グッと押し付けるように力を入れます。②そのままの状態で、耳下に向かってしごくように親指をすべらせます。③5回以上、繰り返します。

【解決トリートメント法②】頬のたるみ＆ほうれい線を目立たなく!

小鼻の横から口角に向かって走るほうれい線は、口の回りの筋肉などの衰えや、頬の脂肪のたるみが大きな原因。①指の第二関節を使って、頬の内側から外側へ圧をかけて流します。②フェイスラインのたるみもほうれい線を目立たせる要因になるため、下から上に向かってやや強めに押し動かしていきます（回数は自由）。

【解決トリートメント法③】頬骨を刺激してリフトアップを!

手の平を頬骨の下側に当て、息を吐きながらぐーっと力を込めて上斜め方向に押し上げ、10秒キープ。片側につき2〜3回繰り返します。

3 .脂肪が原因で風船化?!

●ここでチェック!
・体重が増えた
・二重アゴになった
・頬の内側を噛んでしまうことがある　

飲み過ぎ＆食べ過ぎは顔を大きくする!?

飲み過ぎ＆食べ過ぎた翌日は顔がパンパンにむくんで…という経験、誰でも1度はあるのでは？
お酒を飲み過ぎると脱水症状が起こって必要以上に水分を摂ってしまい、余分な水分が蓄積されてむくみの原因に！さらに飲み過ぎ＆食べ過ぎが続けばいずれは脂肪へと変わってしまい、脂肪たっぷりの大顔になる可能性大！特に顔と首の境界線が曖昧になると、首が短く見えてますます顔が大きく見えたり、老けて見えたり、体重以上に太って見えてしまいます。

 逆にしっかり境界線があれば、輪郭がスッキリ見えてシャープな印象になれるので、ネックケアやフェイスラインケアをしっかり行いましょう。

 

【これで解決！】脂肪太り対策

・根本的に食生活を見直し、3食きちんとバランスの良い食事に! 
　（瘦せるためには、腹八分目、高たんぱく、低脂肪、低糖質の食事に改善!）
・日々の活動量を増やし、消費カロリーをアップ!

【解決トリートメント法①】リンパの詰まりを徹底ケア!

①首〜デコルテにクリームを塗り、耳下から鎖骨に向かって、第二関節または指の腹を使って流します。②同じように耳下から肩に向かって流し、鎖骨のくぼんでいる所を、力を入れてグーッと押します。③肩の付け根部分を、左右それぞれこぶしで丁寧に揉みほぐします。④鎖骨の下部分を中心から外側に向けて流します。⑤流した部分をこぶしで揉みほぐします。

【解決トリートメント法②】アゴ下の贅肉を集中ケア!

①親指と人差し指でアゴの骨を挟むようにして、アゴ先から骨に沿ってエラ部分まで流していきます。②脂肪を削ぎ落とすような感覚で、やや痛いと感じる程度の強さで左右それぞれ3～5回繰り返します。

【解決トリートメント法③】贅肉がついた頬は、じっくり揉みほぐす!

指の第二関節を使って、頬全体を下から上に向かって揉みほぐした後、耳横から耳下、耳下から鎖骨に向かって流していきます。

4. 歪みが原因?! 左右差が拡大化

●ここでチェック!
・眉毛の位置が違う
・口角の上がり方が違う
・顔の大きさが左右で違う　

歪みが大きくなればなるほど、むくみやたるみが重症化！

歪みがあると血液やリンパの流れが悪くなって水分が溜まりやすくなり、むくみの原因に。また筋肉がバランス良く使われず、左右比対称のたるみを生じさせる原因にも。誰でも多少の歪みはあるものですが「片側ばかりで噛んでいる」「横向き、うつぶせで寝ている」「気がつくと頬杖をついている」「つい脚を組んでしまう」といったクセがあればあるほど歪みを拡大させることになるので、悪い習慣やクセは今日でSTOP！クセを直して歪みを予防しましょう。

【これで解決！】歪み対策

・顔を歪ませる悪い習慣やクセを改善!
・顎関節症などは専門医に相談

【解決法】正しい姿勢で歪みを予防！

横から見た時に、耳、肩、大腿骨（外側の出っ張り）、膝の横、くるぶしが一直線上にあるのが正しい姿勢。自分だけで正しい姿勢になっているか確認するのは難しいので、人に見てもらい「正しい姿勢」はどんな状態なのかを実感してみましょう。

【解決トリートメント法】左右差が大きい部分を集中ケア！

頬の高さや顔の大きさが左右で違う場合、頬の位置が下がっている側や、顔が大きく張ってみえる側を①引き上げたり②揉みほぐしたり、集中的にケアしましょう。

5 . ストレスが原因で巨大化?!

●ここでチェック!
・寝つきが悪い
・朝スッキリ起きれない
・歯を食いしばるくせがある
・眉間にシワを寄せがち　

ストレスは代謝機能の低下を招き、冷え・むくみの原因に。また、ストレスが溜まっていると寝ている間に歯ぎしりをしていたり、起きている時でも無意識に歯をくいしばっている人が多いそうです。食いしばり状態が続くと、噛み合わせ部分の筋肉（咬筋）が鍛えられ、顔の幅が広くなってエラハリ顔に！

無表情は顔を大きくするだけでなく、運も下げる？！  

  
笑顔など表情を作る時に表情筋という筋肉が使われますが、私達日本人は欧米人と比べて表情筋を使わないため、顔が大きくなりやすいと言われています。 もしあなたが「最近、大笑いしたことがない」「喜怒哀楽をあまり表に出さないほうだ」という場合は、ますます筋肉がこり固まって、たるみが加速…なんてことにも。また口角が下がっていると不平不満を抱えているような不運顔になって、魅力まで半減してしまいます。

【これで解決！】ストレス対策

①早めにストレス発散！
スポーツで汗を流す、カラオケ、旅行、お風呂でリラックスするなど、自分に合った方法でストレス発散を!  早めに解消し、溜め込まないようにしましょう。

②作り笑いも効果あり！
「笑う」ことはストレス解消になるだけではなく、免疫力をアップしたり太りにくくする効果も! 口角を上げるだけの作り笑いでも同じような効果があると言われているので、意識してやってみましょう。  

③深呼吸でリラックス！
考え過ぎたりしていると呼吸が浅くなっていることが多いもの。 深呼吸（ゆっくり鼻から息を吸い、ゆっくり口から吐く）を繰り返すとリラックスできますよ。

肋骨に手を当て、鼻の奥に息を入れるようにゆっくり大きく呼吸します。この時、肋骨が広がっていれば深く呼吸できているサインです。手の平でぐっと肋骨を寄せるようにしながら、口から息をゆっくり吐いていきます。広がった胸郭を締めるので、ウエストを細くする効果も!

 【解決トリートメント法】エラ部分を優しくほぐす！
頬の横にあり、歯を食いしばると硬くなる“咬筋”が発達すると、顔が幅広に…。マッサージで咬筋をほぐしましょう。

①歯を食いしばった時にぼこっと出る筋肉を、親指の腹を使って強めに5〜6回プッシュ。②人差し指と中指の腹を使って、円を描くようにマッサージで優しくほぐしましょう。
 

表情筋を鍛える簡単エクササイズ　

普段から意識して口角を上げるようにしたり、簡単なエクササイズを日々の習慣に取り入れてみましょう。

頭皮マッサージでエクササイズ効果をアップ!

側頭筋が硬かったり動きが悪いと、つながっている頬やアゴの筋肉の動きも悪くなってしまいます。まずは側頭筋をマッサージでほぐしていきましょう。

指の間隔を軽くあけて、親指以外の指の腹を使って頭の側面から頭頂まで頭皮マッサージ。①耳上の生え際からつむじに向かって、指で小さな円を描くようにしながらマッサージしていきます。②前髪の生え際から後頭部に向かって、同じように行います。

口角を上げるエクササイズ　
「キ・レ・イ」全て3〜5秒キープ　

「口角が上がるだけで見た目が若返る」と言われるほどリフトアップ効果は高いので、日頃から意識して口角を上げる努力を!  きれいな笑顔を作るための方法としても効果的なエクササイズです。

頬の筋肉を持ち上げる感じで、口を横に広げます。口角をゆっくり上がる所まで引き上げ、30秒間キープ。この時、歯を噛み締めないよう注意しましょう。歪みがある場合、口角の位置の高さに違いが出る場合があるので、鏡で確認しながら左右差が出ないように工夫してみて！

6.まとめ

顔が大きく見える原因から、気をつけたいクセや生活習慣、セルフマッサージのやり方、簡単エクササイズなど、顔をスッキリ小顔にする方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?  

顔の筋肉は全体の約30%しか使われていないという話もあり、何もしなければ筋肉は加齢で衰えていくばかり…。年齢と共に口角が下がってくるのはその一例です。身体が冷えていたり、首や肩が凝っていると、血流やリンパの流れが滞って顔を大きくする原因にもなるので、姿勢や食生活、生活習慣に気をつけ、顔が大きくなる原因を取り除くようにしましょう。

マッサージは毎日継続すれば小顔効果はもちろんエイジング対策にもなるので、ぜひ毎日のケアに取り入れてみてくださいね。