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この秋は景色を楽しみながら低山ハイキングでダイエット!首都圏の山オススメ8選実録

この秋は景色を楽しみながら低山ハイキングでダイエット!首都圏の山オススメ8選実録

夏のあいだは、屋外は暑すぎて長時間の運動は危険でした。これから秋・冬に向かって屋外での運動もしやすい季節になってきますので、登山でダイエットと考えている人もいるかと思います。

登山でダイエットしようと考える方は、日常的にウォーキングやトレーニングや他のスポーツで身体を動かしているのではないかと思いますが、登山については経験がまだあまりない方もいるかもしれません。

八ヶ岳、北アルプスなどの山頂をめざす本格的な登山をするのであれば、次のことに注意してください。いきなり登りたい山に登るのではなく、まずは安全に登れる低山から登山の経験を徐々にかさねて体力・技術の向上に合った山に登りながら段階的に登りたい山をめざしましょう。

ここでは、頂上をめざす本格的な登山ではなく坂道ウォーキングの延長線上あるような里山・低山のハイキングでダイエットするための3つのポイントを紹介します。

また、特別な技術はいらず、ふつうの体力があればだれでも歩けるような首都圏の低山8選に実際に行ってみましたので参考にしてみてください 。

実際に低山に登って帰宅してその日に体重を測ると体重が1~2kg減っていました。もっとも翌日の夜には元の体重にもどっていましたが。

紅葉が美しくなるこれからのシーズンに向けてぜひダイエットのための低山登山にチャレンジしてみてください。

1.低山・里山登山ダイエット成功のための3つのポイント

① 登山でダイエットするためには定期的に山に行くようにしましょう。

1回登山するだけでも消費エネルギー量は増え、筋肉は鍛えられますが、定期的に山に行けると効果が高まります。 そのためには、山歩きをしていて楽しいと感じられることが大切です。つらいだけで楽しいと感じなければ、続けられないのでダイエットにはつながりにくいです。 

登山の楽しさのヒントは、自然環境:光・風・雨・雲・土・植物・樹木・昆虫・野鳥など、自然の中で汗をかく爽快感、目的地に到達し下山した時の達成感・爽快感、山の静けさ、山からの展望、趣味の写真撮影、山での飲食のおいしさ、下山後の温泉・地元のグルメなどです。

低山歩きの持ち物

靴:はき慣れた登山靴やスニーカーなど

ザック:30リットル前後のサイズなど

雨具:上下セパレート式雨具など

ヘッドランプなど:暗くなった時のため必携です

水:1~2リットル程度の水筒など

食料:弁当、パン、おやつなど

防寒具:フリース、ダウンなど

地図:2万5千分の1の地形図など GPSなど:あればさらに安心

トレッキングポールなど:使えば足腰への負担軽減になります。

※それ以外の装備についてはご自身でご確認ください。

(参考文献:石丸哲也「大きな地図で見やすいガイド高尾・奥多摩」 中田真二「とことん親切マップで登る3時間登山」誠文堂新光社」 小林泰彦「日本百低山」文春文庫 西野淑子「東京近郊ゆる登山」ブルーガイド)

② 交通の便利な低山を選びましょう

(ダイエットのためには運動の継続が必要なので通いやすい山。日帰りで午後早めの時間に帰宅できるのが理想です)

たとえば、秦野の弘法山、小田原の石垣山、高尾山、大山などです。歩行距離が長めの山は登る時間は1時間とか2時間など往路の行動時間を決めて、時間になったらもと来た道を戻るなどして下山しましょう。

交通の便や登りやすさなど自分にとって行きやすい低山を見つけて繰り返し同じ山に通うのも良いです。同じ山でも季節・天気・時間帯などで登るごとに新しい発見もあります。

また通いやすい山がいくつか見つかれば、週末ごとに別の山に登ることもできるので、あきることなく登山を継続しやすくダイエット効果も上がりやすいでしょう。

低山・里山の登山口に注意

初めて行く山はその山を良く知っている人と行くか登山口までのルートをよく調べておきましょう。

山の山頂は見えていても、山の裾野は広がっているので登山口と登山口へのルートをよく確認しておかないとスムーズにたどりつけないことがあります。

低山というのは、昔から人の生活圏にある里山のことです。里山は地元の人や近隣の人が散歩がてらに登るような山なので、わざわざ遠方から登りに来る人はそう多くありません。

そのため登山口への案内表示もあまり充実していないこともあります。 また首都圏の里山近辺は住宅やビルが建て込んでおり道も入り組んでいるので、やみくもに歩くと登山口にスムーズにたどりつけないことがあります。

迷った時は、人がいたらすぐに方向を聞いてみましょう。

③ できるだけゆっくり歩きましょう。

急斜面ほどゆっくり歩いて、息が上がったら立ち止まって心拍数が下がってからまた歩き始めましょう。(効果的な運動強度は心拍数を最大心拍数の60~70%に)

登山でダイエットするには、登山のイメージではなく近所の坂道のウォーキングの延長線上の軽いハイキングというイメージをもちましょう。登りの時間が1~2時間程度までの低い山を選んでゆっくり歩きましょう。

ゆっくりの基準は、息がハアハアしない会話ができる程度の強度で、汗がじんわりと出てくるようなペースです。この運動強度は心拍数で言えば、最大心拍数の60~70%と言われています。マフェトンの公式では180から自分の年齢を引いた心拍数(1分間)ぐらいが目安です。

たとえば30歳であれば、180-30=150(1分間)が基準で、自分のその時の体力や体調で調節しましょう。

低~中強度の運動だと、脂肪と糖質のエネルギー供給の割合がほぼ同じですが、運動強度が高くなるほど、糖質からのエネルギー供給が高まり、ダイエットで減らしたい脂肪のエネルギー供給割合が少なくなっていくので、運動強度は中程度まをキープするのが良いといわれています。

(独)国立栄養・健康研究所「改訂版 身体活動メッツ表」によると、登山でのエネルギー消費量は、平地歩行の2.4倍以上になります。

体重70kgの人が平地を時速4kmで3時間歩くと3METSx70kgx3時間=630kcal消費します。同体重の人が4.5-9.1kgの荷物を持って3時間登山すると7.3METSx70kgx3時間x=1,533kcal消費します。

体重70kgの人が毎週末ごとに4回登山すれば、6,132kcal消費するので、単純に脂肪1kgが7,200kcalとして計算すると、6,132÷7,200=0.851kgとなり、目安として1ヶ月で1kgにやや欠けるぐらいの減量に相当します。(理論上の数値であり、実際の減量値とは異なります)

登山以外にも日常的にトレーニングなど運動をしていれば、さらにダイエットの効果は高まることになります。

また当然ですがダイエットのためにはきちんとバランスの良い食事をとり、食べすぎないことが大切です。

(独)国立栄養・健康研究所「改訂版 身体活動メッツ表」http://www.nibiohn.go.jp/files/2011mets.pdf 
p40 コード:17170 3.0 METS 歩行 (walking) 歩行:4.0km/時、平らで固い地面 
P39 コード:17040 7.3METS 歩行 (walking) 4.5-9.1kgの荷物を持って山を登る

(参考文献:石井直方「究極のトレーニング」講談社)、三浦雄一郎・豪太「三浦雄一郎の歩く技術」講談社)

2.首都圏おすすめの低山7選(茨城、千葉、多摩、丹沢、小田原・箱根)

《茨城エリア》

■筑波山 山頂のコマ展望台はおすすめです! 標高877m  ケーブルカー山頂駅から高低差77m (自然散策路の高低差 約70m)

関東平野が見渡せる眺望の山です。筑波山神社は筑波山を御神体とする3,000年の歴史があり公家・武家からもあつく信仰される神社だったらしいです。山頂は男体山と女体山の2つの頂上があります。男体山側にはケーブルカーが、女体山側にはロープウェイがどちらも山頂まで通じています。

【行ってみた感想】

ケーブルカーに沿うような登山道の御幸ヶ原コースを登ってみましたが、かなり急登が続くので、初めての人はケーブルカー・ロープウェイを利用した方が良いと感じました。ケーブルカーまたはロープウェイを降りたあとの頂上の男体山・女体山の往復の歩きと男体山の周囲の自然研究路の歩きもアップダウンがあるので運動になると思いました。

今回は天気が良くなかったので関東平野の遠望は見えないのが残念でした。頂上の広場にあるコマ展望台の屋上は天気の良い日にはぜひ登るべきだと感じました。ガイドブックに入浴は江戸屋とよく書かれていますが、実際に下山した時下山口のすぐ横に江戸屋はあって「せせらぎの中の露天風呂」という看板にふらふらと引き込まれてしまいました。

☆勝手なおススメ度 運動強度:下から登るとかなりキツイです。まずはケーブルカーまたはロープウェイで。 眺望:晴れていればすばらしそうです。 アクセス:東京からはたびたび来るのはきびしいです。周辺の人のための山です。

☆勝手なランキング 第8位 東京からは遠いです。筑波周辺の人のための山だと思いました。

アクセス :つくばエクスプレス つくば駅→つくばセンターバス停→関東鉄道バス(45分)→筑波山神社入り口バス停

コース:筑波山ケーブルカー 宮脇駅→ケーブルカー(8分)→筑波山頂駅→男体山頂(10分)→女体山山頂(30分) 復路は同じ道をもどります。 余力があれば、男体山頂の周囲をめぐる自然散策路(一周70分)を歩きましょう。 (時間は実際にかかった時間で目安です)

筑波山ケーブルカーと山頂付近の地形図

 

 

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天気はあまり良くないですが筑波山全景です。

筑波山神社入り口です。このとなりに日帰り入浴ができる江戸屋旅館があります。

筑波山神社の立派な山門です。

筑波山神社の観光案内図です。

神社の左側に筑波山ケーブルカーの乗り口「宮脇駅(みやわきえき)」があります。トイレもここにあります。

筑波山登山ガイドです。今回は低山登山を初めてする人向けに男体山・女体山往復と自然研究路周回を歩くコースになります。それ以外の楽な登山コースは、筑波山神社から迎場(むかえば)コースでロープウェイのつつじヶ丘駅までの往復を歩くコースです。また、おたつ石コースでロープウェイのつつじヶ丘駅から弁天茶屋までの往復を歩くコースも比較的楽です。低山登山をくり返して山に慣れて体力がついてきてから、本格的な御幸ヶ原(みゆきがはら)コース・白雲橋(しらくもばし)コースを登ってみましょう。

山頂トイレです。トイレの脇は自然研究路への出入り口でもあります。

山頂の広場です。

 

男体山頂付近にある地図です。

男体山山頂です。

女体山に向かう途中のがま石です。ここでがまの油売り口上を考え出したと言われているらしいです。

女体山頂です。

女体山頂からはロープウェイのつつじヶ丘駅が方向が見えます。

男体山周囲の自然研究路の案内図です。

展望台にはアマチュア無線で日光の半月山と交信している人がいました。そばで聞いていても日光からの音声が明瞭に届いていました。筑波山は平野に単独で立ち上がっているから電波も届きやすいのでしょうか。

自分が勝手に思っているのですが筑波山の名物はレトロ感あふれるこのコマ展望台ではないでしょうか。雰囲気・味・展望など実質で楽しめましたので、ぜひ行ってみてください。

1階はみやげ物屋、2階は食堂、3階(屋上)は展望台です。

昔の社員食堂のような感じで見た目はそっけないですが味にはこだわりがあるようです。つくば親子丼を食べましたが人気メニュー第一位というのもうなずけるおいしさでした。

ケーブルカーで下山したら神社横の江戸屋で入浴できます。下山口すぐに入浴施設があるというのはあらがえない魅力で、江戸屋に自然と引き込まれてしまいました。せせらぎの露天風呂から見える山腹にはもみじの木の葉が繁茂していたのでこれからの秋のシーズンには露天風呂から素晴らしい紅葉が楽しめそうです!

登山口の筑波神社からはかなり下に降りた場所になりますが、筑波山のおみやげとして沼田屋のかりんとうまんじゅう・がままんじゅうがあります。つくりたてにこだわり宅配発送等はせず店頭販売のみで、ここでだけしか買えないという価値があります。

 

《千葉エリア》

■鋸山 東京湾の眺めが最高! 標高329m  高低差320m (ロープウェイを使えば90m)

鋸山は東京湾の浦賀水道を望む展望がすばらしいところです。三浦半島の久里浜と千葉の金谷港を金谷フェリーが航行しています。東京都内からは距離があるのでダイエットで頻繁に通うには金谷に近いエリアの人のための山になります。また30mの高さがある大仏の石像で有名な日本寺や房州石の産地としての石切場の跡も迫力があります。

【行ってみた感想】

鋸山の頂上へのルートは途中の分岐の方向表示だけではわかりにくいところがあります。鋸山頂上という方向案内表示が見当たらず、なぜか自然と日本寺のエリアの方に行ってしまいました。おおざっぱな概念としては、左の方へ行くと頂上で、右の方日本寺のエリアになるということです。日本寺のエリアに入ってしまうと鋸山頂上へのルートは案内表示が無く本当に詳しい人でないと鋸山山頂にはたどりつけないという感じでした。

なお車力道というのは切り出した房州石を台車にのせてふもとに人力で下ろすための道だったとのことです。1個80kgの石を3個台車にのせて下ろす仕事を1日に3往復したらしいですが主に女性の仕事だったというのには驚きました。車力道は台車の車輪が通る部分が石畳のようになっています。

車力道を行く方がわかりやすいとは思いますが、いずれのルートを通っても分岐の方向案内表示で注意が必要で「東京湾を望む展望台」という表示の方向に行くことです。「東京湾を望む展望台」からは山頂がすぐです。

鋸山が初めてで鋸山の頂上方面に行きたい人は、まず最初の分岐で左の方に向かう車力道を行くのがわかりやすいと思います。登山のガイドブックだと、展望の良い観月台を通る階段のルートがよく紹介されていますが、そちらのルートだと分岐ごとに頂上へのルートがわかりにくくなります。

初めて山に登るのであれば、浜金谷の駅から標高差で300m以上登り、特に「東京湾を望む展望台」までのルートはかなり急登できついです。初めは無理をせず途中で引き返すのも良いです。またロープウェイを使って行けば、ロープウェイの山頂駅から頂上までの標高差は90mほどになります。日本寺のエリアから日本寺北口を出て石切り場のエリアを通って「東京湾を望む展望台」方向の表示にしたがって行けば、最後の急登はきついですがまだ楽に登れるのではないでしょうか。

☆勝手なおススメ度 運動強度:下から登るとかなり運動になります。 眺望:最高です。 アクセス:東京から何度も来るにはきびしいです。周辺の人のための山です。

☆勝手なランキング 第7位 東京湾のながめは素晴らしいです。ただ東京からだとアクセスに時間がかかります。

アクセス :内房線 浜金谷駅(→徒歩15分→鋸山ロープウェイ山麓駅) 

コース:浜金谷駅→徒歩(15分)→車力道分岐→徒歩(50分)→車力道分岐→徒歩(20分)急な階段→東京湾を望む展望台→徒歩(20分)→鋸山頂上復路は同じ道をもどります。 (時間は実際にかかった時間で目安です)

浜金谷駅から鋸山山頂までの地形図です。

 

 

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浜金谷駅です。

関東ふれあいの道というのが環境省が整備した鋸山山頂を通って保田駅に降りるルートです。

車力道の分岐に行く途中にコーヒー屋さんがありました。

最初の分岐です。左の車道が車力道で、階段を上ると観月台を通るルートになります。

東京湾を望む展望台からは保田の海辺が見わたせます。

東京湾を望む展望台をあとにして頂上に向かいます。この先は途中の尾根上に下の写真の通信施設のような建物がありますがそこは建物の方向に進まずに左下に回避する道を行きましょう。建物を避けてからまた尾根上に道が続いていきますが踏み跡がハッキリしないのでわかりにくいかもしれません。ここで迷っている人が多く、自分が往復するあいだにも3グループに道を教えましたが、1グループは建物の先には頂上はなさそうだと言ってあきらめて帰ってしまいました。

鋸山山頂です。展望は「東京湾を望む展望台」の方が良いですかね。

下山後はかぢや旅館で入浴・食事ができます。

煮魚定食ですが、海草の味噌汁がこちらの特製らしくおいしかったです。

なお今回は紹介していない階段を登って行く観月台のコースを行くと観月台から浜金谷の町と港がよく見え、久里浜に向かう金谷フェリーも見えたりします。

また日本寺のエリアに行くと有名な地獄のぞきや高さ30mの日本一の大きさの大仏の石像があったりします。ただし日本寺エリアは登り下りも多く全部見ようとしたら2~3時間はかかるらしいです。

石切り場の跡です。

 

≪多摩エリア≫

■高尾山 大人気のレジャーランドのような山。でも登りはキツイ。 標高559m 高低差400m(リフト・ケーブルカーを使えば139m)


都心からのアクセスが良く、豊かな自然があり登山ルートも多く人でにぎわう山です。たくさんの茶店、駅のすぐとなりの高尾山温泉極楽湯とレジャーランドのようにたのしい山です。ただしダイエットのためにはグルメの誘惑にのめり込むことなく適度な飲食にとどめましょう。高尾山は古くからの信仰の山でもあり薬王院の本尊は病気を治してくれる薬師如来です。

【行ってみた感想】

高尾山は何度か来ていますが、いろいろルートがある中でもっとも多くの人が利用するという1号路は歩いたことがなかったので登ってみました。きつい傾斜が長く続くのでびっくりしました。よい運動にはなりますが、初めての人はここの部分はケーブルカー・リフトにしておいた方がよさそうに感じました。いたるところに茶屋がありビアホールもあって飲食への誘惑は山というよりも観光地なみだと思いました。駅の真横の極楽湯はとても快適でまたゆっくり利用したいと思いました。

(京王電鉄高尾山サイト「山ほど遊べるTAKAO」http://www.keio-takao.jp/ 高尾山サイト「高尾山遊歩」https://takaozanyuho.com/)

☆勝手なおススメ度 運動強度:下から登るとかなりキツイ。まずはケーブルカー・リフトで。 眺望:晴れれば、すばらしいです。 アクセス:非常に便利 おまけ:京王高尾山温泉極楽湯はおススメです。

☆勝手なランキング 第6位 アクセスが良く安全に歩けるので初めての人に最適です。ただ飲食への誘惑が強いので食べすぎに注意です。

アクセス :京王線 高尾山口駅

コース:京王線 高尾山口駅→ケーブルカー(6分)またはリフト(12分)→高尾山駅(山上駅)→薬王院(30分)→高尾山山頂(30分) 復路は同じ道をもどります。 (時間は実際にかかった時間で目安です)

ケーブルカー・リフトの山上駅から山頂までの地形図です。

※高尾山の登山ルートの1号路は車道なみの幅のある安全な舗装路ですが、ケーブルカー・リフトの山上駅までのルートは初めての人には傾斜が驚くほどきついので、初めはケーブルカー・リフトを利用した方が楽です。運動量がもの足りないぐらいの方がまた来ようという気持ちになりやすいと思います。低山登山を続けて山に慣れて運動量が軽すぎるようになってきたら、ケーブルカー・リフトを使わずに下から徒歩で登ってもよいでしょう。

 

 

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高尾山口駅には登山靴の洗い場もあります。

高尾山のルート地図です。

切符売り場をはさんで左側がケーブルカー、右側がリフトの乗り口になっています。

ケーブルカーを降りたところにの展望台にある飲み放題・食べ放題のビアマウントの案内もありまが、今シーズンは10/15で終了しています。

これがケーブルカーです。

営業期間限定の2時間飲み放題・食べ放題3,500円のビアマウントです。

営業中のビアマウントは大人気らしく行列していました。これでも20分~30分で入場できるそうです。

さる園・野草園もあります。

杉の大木の根っこがたこの足のように見えるたこ杉が有名らしいです。その横にある「開運ひっぱり蛸」の石像が大人気で、つぎつぎと来る人たちが石像といっしょに写真を撮っていました。

これは「六根清浄 石車」とよぶらしく「ざんげざんげ、ろっこんしょうじょう」と唱えながら石車を回して、3つの煩悩(自分優先・怒り・愚痴る弱い心)を反省し、6つの感覚(眼・鼻・耳・舌・身・心)が清らかになることを神仏に祈る意味があるそうです。

いたるところに茶屋があって焼き団子を売っています。どうせ団子なのでたいしたことはないだろうと思っていましたが権現茶屋に人がむらがって焼き団子を食べているので、試してみようと思い焼き団子「金ごま」を食べてみました。パリッとした食感があり中はもっちりしていて想像以上の味でした。焼き団子の「金ごま」はこくがあり「黒ごま」は香りが特徴らしいです。

高尾山山頂の富士山方向の展望ですが、今日は曇っていてよくありませんでした。

東京の新宿方向もよく見えませんが、スカイツリーや都庁がかろうじてシルエットで見えました。
下山したら駅で登山靴を洗って「ゆ」と表示のある高尾温泉極楽湯に向かいましょう。

 


登山のザックも入る大きなロッカーもありました。

お風呂は檜風呂・替り風呂・サウナ・炭酸風呂・露天風呂(ぬる湯・あつ湯)・座り湯・水風呂と多種あり、露天風呂や座り湯は屋外なので高尾の山の木々や青空がすがすがしく気持ちよいです。秋には紅葉もきれいでしょう。湯上りのあとには、うまいそばと酒肴をはじめとする豊富なメニューのお食事処が待っています。

「うたた寝どころ」もあります。

極楽湯は高尾山口駅のプラットホームに並ぶ位置の近さなので遅い時刻までゆっくりすることもできます。

 

 

《丹沢エリア》

■大山阿夫利神社 都心からアクセスの良い人気の山 標高700m 高低差400m

大山は標高1,252m、丹沢山塊の東にある山です。三角形の山容は東京からでもよく目立ちます。庶民の信仰を集めてきた大山阿夫利神社は今も多くの参拝客があり、雨乞いの山として阿夫利山・雨降山とも呼ばれています。 大山は登山を初めてする人が登るのにも良い山とされていますが、ダイエットのための登山としては、登りが急斜面の連続でケーブルカーを使ったとしても標高差700m近くを登るのできついと思います。ここではバス停「大山ケーブル」から大山阿夫利神社の下社(標高700mケーブルカーの終点「阿夫利神社山上駅」)までこま参道と女坂を徒歩で登り、そこから引き返すコースをおすすめします。頂上をめざすのは、ダイエットのための低山歩き登山を続けて身体が山に慣れ運動量が足りないと感じるような余裕ができてからでよいと思います。

【行ってみた感想】

大山は今まで何度か来ていて、急登が続いてきつい印象があったので、確かめるために頂上まで登ってみました。登ってみると阿夫利神社下社から頂上までの登りは急登が続くので頂上をめざすのは初めて人の低山登山にはあまり適さないと感じました。 頂上まで行かなくても途中の阿夫利神社下社からも相模湾方面の眺望も良いので、まず最初は、こま参道と女坂を歩いて阿夫利神社下社まで登ってみるのが適切ではないかと感じました。

☆勝手なおススメ度  運動強度:全部登るときつめです。 眺望:なかなか良いです。 アクセス:良好です。

☆勝手なランキング 第5位 アクセスが良く人気がある山ですが、頂上をめざすとかなりハードです。

アクセス :小田急線 伊勢原駅神奈川中央交通バス→「大山ケーブル」バス停 

コース:「大山ケーブル」バス停→こま参道(20分)→女坂→大山阿夫利神社下社(60分) 復路は同じ道をもどります。(時間は実際にかかった時間で目安です)

「大山ケーブル」バス停から阿夫利神社下社までの地形図です。

 

 

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小田急線伊勢原駅で降ります。


駅には箱根そばもあります。

駅から大山が見えますがあいにく曇っていて山頂は見えません。

神奈川中央交通バス4番乗り場「大山ケーブル」行きのバスに乗ります。

バス停「大山ケーブル」を降りたところで写真右にはトイレと登山靴洗い場があります。

伊勢原のハイキングコース図です。

こま参道両側にはみやげもの屋・食堂・旅館などが並んでいます。

栗を帰りに買おうと思っていましたが売り切れていました。売り切れそうな感じがするものは荷物になっても先に買ったほうがよさそうです。

大山名物の「こま」の製作作業が見られます。

こま参道の終点には下山後に入浴もできるお食事処・旅館がありました。


大山ケーブルの山ろく駅をすぎると左へ女坂、右へ男坂があります。ここは左側の女坂を行きましょう。男坂は傾斜がきつく石段も足場が狭くて歩きにくいのでやめておきましょう。

途中で大山寺に上がる石段を登ります。ここはこれからの秋のシーズンになると見事な紅葉が見られそうです。

大山阿夫利神社の境内です。

紅葉シーズンにはきれいに色づきそうなもみじもあります。

神社の半地下にもぐると大山名水が飲めます。持ち帰りたいが容器がない場合のペットボトルも売っていました。

「ぼけ封じのお守り」も念のために入手しました。

神社の下にはお茶屋があって飲食ができます。

 

 

≪小田原・箱根エリア≫

■浅間山(湯坂路) 江戸時代になるまでこの尾根道が東海道だった! 標高802m  高低差700m

浅間山へのこの尾根道は湯坂路と呼ばれ、802年に富士山が大噴火してそれまでの東海道だった足柄古道(御殿場から足柄峠)が通れなくなったため開かれた由緒ある道と言われています。このルートは徳川幕府により須雲川沿いの今もある箱根旧街道東坂の道が開かれるまで多くの旅人に歩かれてきました。

【行ってみた感想】

湯坂路という尾根道がむかしの東海道だったというのは知りませんでした。歩いてみると尾根に上がりきる最初の部分は急登できついので、ここを行き来するのは大変だっただろうと思いました。尾根に上がってしまえば適度な傾斜で道も歩きやすく明るく静かな雰囲気の山道でした。浅間山頂上は草原で気持ちよく、そこから宮ノ下駅に下りると冨士屋ホテルなど観光地の雰囲気も味わえました。

☆勝手なおススメ度 運動強度:最初の登りだけやや急、あとはほどよい傾斜です。 眺望:浅間山で少し。途中はありません。アクセス:箱根湯本から登山口まで徒歩なので良好。

☆勝手なランキング 第4位 箱根湯本駅から徒歩でアクセスしやすく、歩行距離もあって運動になる歩きやすい道です。

アクセス ;小田急線 往路:箱根湯本駅 復路:箱根登山鉄道の宮ノ下駅から箱根湯本

箱根湯本駅から浅間山登山口へのイメージ地図

コース  箱根湯本駅→(60分)→湯坂山→(50分)→浅間山→(50分)→宮ノ下駅 (時間は実際にかかった時間で目安です)

箱根湯本側の登山口から浅間山経由、宮ノ下駅までの地形図

(浅間山から宮ノ下駅まで)

(箱根湯本の登山口から浅間山まで)

 

 

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箱根湯本駅を下車したら国道一号線を宮ノ下方面へ上がっていきます。 

旭橋を渡るとじきに浅間山登山口です。

途中石畳になっている部分もあり、こんな山道によく石を持ち上げたものだと思います。

浅間山山頂です。気持ちの良い野原になっています。

宮ノ下へ下山します。

富士見台からは、箱根の山がよく見えます。

箱根登山鉄道の踏み切りを渡ります。遮断器も警笛類もないのですが、それでよいのですね。

富士屋ホテルを通って、宮ノ下駅から登山鉄道で箱根湯本に下ります。登山鉄道はスイッチバックというのか進行方向をたびたび切り替えるので、その度に運転手と車掌が前と後ろに乗り換えて大変みたいです。登山鉄道の勾配は電車の先頭と最後尾で2mの高さの差になるほどだとアナウンスしていました。

箱根湯本の駅近くには、日帰り温泉もいくつかあります。かっぱ天国は湯本駅からもよりの温泉です。

 

 

≪小田原・箱根エリア≫

■金時山  富士山の裾野までのダイナミックな展望!猫もいるよ 標高1,212m  高低差500m

富士山の展望と金時娘のいる金時茶屋で有名な金時山です。箱根外輪山や芦ノ湖・仙石原の箱庭風景も楽しめます。矢倉沢経由登山道は展望もよく歩きやすいルートです。

【行ってみた感想】

金時山はテレビ・雑誌などでよく紹介されるので混雑していて落ち着かない山だろうと思い、どちらかというと避けていました。今回ためしに登ってみたら想像とは違いすばらしい山だと感じました。手軽に登れて裾野まで見える富士山と御殿場の景色がダイナミックです。山頂はそう広くもないですがゆっくりできる雰囲気でキレイなトイレもありました。富士山の景色は季節にもよりますが時刻によって刻々と変化するようです。今回9月後半に3回別の日に登りましたが富士山の地肌がくっきりと見えるやや絶景のタイミングは夜明けから1~2時間まででそれ以降は雲が上がり、モヤがかかってクリアには見えにくくなってしまいました。また早朝6時台に上ったのですが、すでに下山してくる人がチラホラいましたが、軽装で散歩に来ているような雰囲気でしたのでおそらく地元の人でしょう。

☆勝手なおススメ度 運動強度:歩きやすいですがしっかり運動になります。 眺望:すばらしいです。 アクセス:湯本からバスも必要なのでまあまあです。

☆勝手なランキング 第3位 初めて登るにはややきついですが、季節と時刻で変化する富士山の眺望は何度でも来てみたくなります。

アクセス ;小田急線 往路:箱根湯本駅箱根登山バス→仙石バス停→徒歩15分→金時山登山口 復路:金時山登山口→徒歩10分→仙石バス停→箱根登山バス箱根湯本駅

仙石バス停から金時山登山口(矢倉沢経由)までのイメージ地図

コース  【登り】金時山登山口→(45分)→矢倉沢峠→(20分)→金時神社分岐→(20分)→金時山 【下り】金時山→(15分)→金時神社分岐→(15分)→矢倉沢峠→(35分)→金時山登山口 (時間は実際にかかった時間で目安です)

金時山登山口から金時山への地形図

 

 

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金時山登山口(矢倉沢経由)のバス停です。

金時山登山口(矢倉沢峠経由)です。金時山の登山口は、もよりには他に2つあり少し車道を上に行くと金時神社口があります。(ゴルフ練習場のそばで無料駐車場もあります) 金時神社から登るよりもこちらの矢倉沢峠ルートの方が途中の展望も開けていて楽しいです。さらにもう少し上に乙女口があります。乙女口から登ると距離は長くなりますが天気がよければ乙女峠からの富士山の眺めがすばらしいらしいです。

矢倉沢峠のうぐいす茶屋です。基本的には土日営業だそうです。 あまり朝早いとまだやっていません。

別の日の日曜日の朝8時半ごろには、開店準備中でした。

居酒屋ののぼりがありますがバーベキュー会場という感じの矢倉沢うぐいす茶屋です。

焼き鳥のねぎにバーナーで焼き色をつけています。

焼きたての焼き鳥1本50円、味噌田楽つきでした。

矢倉沢峠から金時山への登りです。日当たりの良い明るい登山道です。

途中、振り返ると大涌谷の噴煙も見えます。

人間にはけっこうきついのですが、犬は散歩しているような感じで平然と歩いています。

仙石原方面が箱庭のようによく見えます。

金時山山頂です。

仙石原方面へも展望があります。

金時娘(金時茶屋を経営する小見山妙子さん)の茶屋です。

新田次郎の小説「強力伝」のモデルは金時娘のお父さんらしいです。

山頂には猫もいます。早朝で人が少ないと出てくるらしく、お弁当を食べていたら欲しそうにするので少しあげたらよろこんで食べていました。

山頂にはキレイなトイレもあります。利用料100円です。

バイオトイレは微生物の活動による発酵熱で全水分を蒸発させ残った固形分も分解し残ったオガ粉は無臭の堆肥になるそうです。すばらしい仕組みですね。

登山口の少し上のセブンイレブンの向かいに箱根菓子工房Lucky’s Cafeがあります。

Lucky’s Cafeの金時ポテトです。

 

 

≪小田原・箱根エリア≫

■石垣山  秀吉の一夜城があった展望の山 標高262m 高低差220m

秀吉が小田原攻めする時に一夜で築城したと言われる一夜城のあった山で、城跡は石垣山一夜城歴史公園になっています。このルートは登山といってもほとんどは舗装路を歩くルートです。ただし傾斜があるのでじゅうぶんに運動になります

【行ってみた感想】

小田原の一夜城は聞いたことがありましたが、わざわざ行くまでもない丘陵だろうと思っていました。たまたま一夜城の反対側の尾根にある景色の良い小田原城の三の丸土塁跡に行った時に一夜城方面がよく見えて行きたくなりました。実際に入生田駅から歩いてみると広い車道を歩くだけですが車も人もほとんど通らず静かな雰囲気で気持ちよく歩けました。斜度はありますが高尾山の一号路の最初の舗装路部分はきついのですが、それよりも楽に歩けました。峠を越えて石垣山一夜城歴史公園に向かい出すと小田原の町と海のすばらしい眺望が開けます。

☆勝手なおススメ度 運動強度:初めての人に最適 眺望:すばらしい アクセス:良好

☆勝手なランキング 第2位 最初に低山登山をするのに最適で眺望もよく、小田原駅では地元の海産物・農産物も買えます。

コース  入生田駅→(1時間20分)→石垣山→(1時間20分)→小田原駅 (時間は実際にかかった時間で目安です)

アクセス ;小田急線 往路:小田原駅から箱根登山電車で箱根湯本のひとつ手前の入生田駅で下車 復路:小田原駅

入浴施設:小田原 万葉の湯 http://www.manyo.co.jp/odawara/

全体イメージ地図

入生田から一夜城歴史公園入り口まで(舗装路です)
一夜城歴史公園の中は山道で、本丸跡地が石垣山の頂上です。

一夜城公園入り口から小田原駅まで(舗装路です)

 

 

実際に行ってみた!登山道の写真を見てみる【ココをクリック】

 

 

箱根登山鉄道 入生田(いりゅうだ)駅で下車します。

駅前に周辺案内図もあります。

国道一号線をまたぐ道を進み、神奈川県立地球博物館の横を通ります。

太閤橋を渡ってあとは、道なりです。ほとんど舗装路を歩きますが、傾斜はかなりあります。

このような舗装路を行きます。傾斜があるのでじゅうぶん運動になります。

江戸城修築のための石を切り出した石丁場あとが途中にあります。

箱根ターンパイクの上を行くひめのみずばしから小田原・相模湾方面に展望があります。

頂上のある石垣山歴史公園入り口です。

頂上本丸跡の下、広々とした一夜城二の丸跡です。

頂上の石垣山一夜城本丸は明るい雰囲気です。

頂上の一夜城本丸跡からの展望です。ここから3kmの小田原城は左の方にすごく小さく見えています。

一夜城公園の入り口の駐車場のとなりに一夜城ヨロイヅカファームがあります。カフェ・レストラン、野菜・果物を販売しているようです。

小田原駅方面への下りの道からは小田原の町が一望できます。箱根登山電車の赤い車両も見えます。

箱根板橋駅のかまぼこの鈴廣にはいろいろな商品がありました。

 

 

3. 低山とあなどるなかれ!360度大展望の弘法山

実際に弘法山に行ってみました。神奈川県秦野の弘法山から鶴巻温泉までの全行程を写真で追ってみます。

≪丹沢エリア≫

■弘法山  わざわざ行く価値があります。360度の大展望! 標高235m 高低差140m

弘法山公園全景 弘法大師が修行をしたと言われている弘法山です。頂上付近に小さく見えているのが展望台です。小田急線からよく見えて弘法山と呼ばれていますが、この展望台がある山頂は正しくは権現山で弘法山は権現山の少し先になります。

【行ってみた感想】

小田急線で箱根や小田原に向かう時に秦野付近でよく見える小山で山頂の展望台も車窓からよく見かけていました。すぐそこにあって標高も低いちょっとした丘陵だから、わざわざ秦野駅で下車して登るまでもないだろうと長年感じていました。ところが低山・里山紹介の本を見るとけっこう良さそうなことが書いてありました。実際に行ってみたら山頂はひろびろとして人もまばらでゆっくりでき、さえぎるものもない360度の展望はすばらしいものでした。近所に住んでいれば、夜明けの早朝と日没前の夕方に1日2回登っても楽しめる里山だと思いました。

☆勝手なおススメ度 運動強度:初めての人にはちょうど良い強度です。 眺望:最高です。 アクセス:良好です。

☆勝手なランキング 第1位 アクセスが良く駅から近くて登りやすく混雑もなく最高の展望です。

コース 秦野駅→権現山→弘法山(弘法山まで1時間5分)→善波峠分岐→吾妻山→鶴巻温泉駅 (弘法山→鶴巻温泉1時間20分) (時間は実際にかかった時間で目安です)

※弘法山から鶴巻温泉までのルートを行かずに権現山や弘法山まで行き、そこから元来た道を秦野駅にもどるのも良いです。 下山後の入浴施設として「名水はだの富士見の湯」が弘法山公園入り口近くに新しく2017年10月1日にオープンしました。

アクセス ;小田急線 往路:秦野駅 復路:鶴巻温泉駅

全体イメージ地図

秦野駅から弘法山公園入り口までルート地図

秦野駅側の登山口から鶴巻温泉駅までの地形図

 

 

実際に行ってみた!登山道の写真を見てみる【ココをクリック】

 

 

秦野駅は北口に出ましょう。北口から見える弘法山です。

秦野駅北口を出たら水無川沿い右側の道路を下流方向に新常盤橋交差点まで進みます。弘法山は見えていますが、登山口への道案内表示はあまりないので、かならず新常盤橋交差点まで川沿いの道を下るのがポイントです。下記の交差点はまだ手前の大秦町交差点です。

この大秦町交差点を左折して、水無川にかかる橋を渡ります。

橋を渡ったらこの交差点を右折し、さらに水無川沿い左側の道を下ります。豆峰は落花生屋さんのようです。

先に見える新常盤橋交差点を左折します。近くに万葉の湯があるので鶴巻温泉まで行かずに秦野にもどる場合は利用もできます。

河原町交差点を直進します。後ろに弘法山公園も見えています。

弘法山公園登山口です。(地形図①)

登山ルート距離案内もあります。

小橋を渡って川沿いに進みます。

登り口に到着です。これから登りになりますが、急登なので、特に登り始めはゆっくり行きましょう。息がハアハアして会話もできない感じだとペースが速すぎで、心拍数が上がりすぎています。もっとゆっくり歩きましょう。ゆっくり歩いてもだめなら、こまめに止まって心拍数が下がってからまた歩き出すことを繰り返しましょう。

途中はこんな感じの良く整備された道です。

まず浅間山に到着です。(地形図②)

広々とした広場になっています。

少し展望もあります。

大山も見えます。

この先にトイレもあります。(地形図③)

車道を渡ります。車道も通っていて駐車場もあります。

道路を渡ってここからさらに登ります。(なおこの道路を写真の左方向に下ると「はだの名水富士見の湯」に行けます。)

小田急線に乗っていると秦野駅近くでよく見る弘法山公園(権現山)の展望台が見えます。

権現山頂上の広場です。これから秋にはいろはもみじを中心に美しい紅葉がみられます。また弘法山公園は1,900本の桜が開花するところで春は花見客でにぎわうそうです。(地形図④)

山頂からはこんな低山では想像もできないような360度の展望が開けていました!
海上には江ノ島も見えます。

展望台から相模湾南西方向も良く見えます。

雲がかかって見にくいですが黒っぽい富士山も見えます。

小田急線もよく見えます。

権現山から弘法山へは、昔は草競馬が行われた馬場道を行きます。春には桜並木がきれいらしいです。

毎年8月14日に点火したたいまつ70本をふもとまでかつぎおろす百八松明(ひゃくはったい)という厄除け・豊作を願う火の祭りがあるそうです。

弘法山への最後の登りです。

弘法大師が山頂で修行したという伝承のある弘法山の山頂です。(地形図⑤)

鶴巻温泉に向かって下山です。

道がわかれる部分は要注意!標識を見逃さないようにしましょう。ここは鶴巻温泉へ右に進みましょう。(地形図⑥)

東名高速道路が見えたら民家のわきを下ります。

東名高速道路の下のトンネルをくぐります。(地形図⑦)

トンネルを出ると鶴巻温泉弘法の里湯への道案内があります。まっすぐ進みましょう。

このT字路を右折します。

鶴巻温泉弘法の里湯に到着です。(地形図⑧)

そば屋もあります。ダイエットなので飲食は適度にしておきましょう。

地元の野菜、豆腐、パン、地酒など販売しています。丹沢の水が良いためかおいしいです。温泉に入らずに買い物だけする人もいます。

秦野名物の落花生のお菓子屋さん芳甘菓(ほうかんか)

温泉に入ってさっぱりしたら小田急線鶴巻温泉駅から帰宅しましょう。(地形図⑨)

 

 

【まとめ】

登山でダイエットするためには自宅から交通の便の良い行きやすい自分に合った低山・里山を見つけましょう。

できるだけゆっくり歩いて心拍数を上げすぎないようにしましょう。呼吸がハアハアせず会話ができるぐらいで、じんわりと汗が出てくるぐらいの運動強度が最適です。急登な道ほどゆっくり歩きましょう。心拍数が上がりすぎたら立ち止まって心拍数が下がってから歩くことをくり返しましょう。

マフェトンの公式では、適度な心拍数(1分間)の目安は「180-自分の年齢」ですが、目安なのでその時の体力や体調に合わせましょう。大まかな心拍数を知るためには手首の内側の親指の付け根付近を人差し指・中指・薬指の3本で押さえて15秒間脈を測り、それを4倍します。その値が1分間の心拍数になります。

ダイエットのためには運動を継続していくことが大切なので、標高が高く、難易度が高い山ではなく、毎回また行きたいと思えるような楽で楽しい低山・里山登山がおすすめです。

時間的にも気分的にも余裕をもって現地までの道中、途中の町や山村、その土地の産物や飲食、温泉や宿、それらを通しての人との出会いなども含めた低山・里山登山の全過程を楽しみましょう。

低山・里山登山が自分に合っていて楽しいと感じられれば、定期的にくりかえし行ってダイエットにつなげましょう。

 

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